【Steel howling】俺の声を聴け
- 2018年3月22日
- 読了時間: 2分
目覚めたらそこは殺人鬼の家だった。
『Steel howling』舞台は主人公のジョナサン・クライバー、ジューダス、ジェシカの三人が猟奇殺人鬼の家に監禁されているところから始まります。てんでまとまりのない三人は協力して一度抜け出すも、気が付けばまたその家に閉じこめられます。
”アレ”が死んだときのことを思い出さなくては、抜け出せない。
三人はずっとアレに囚われているのです。

このゲームを初めてクリアした時、私はぎょっとしました。殺人とユースカルチャーを重ね合わせ、その変遷を心情の変化と重ね合わせていることに驚きを隠せませんでした。今までやってきたフリーゲームの中にはいくつも目頭が熱くなるものや、鳥肌が立つもの、色々ありましたがこのゲーム程のものはなかったと思います。ジョナサンの境遇を69年代の若者の心情と被せ、ジョナサンの成長と共に音楽の成長や変化と被せるストーリー構成は脱帽。彼が自らの境遇に踏ん切りをつけたとき、このゲームの真の結末が待っています。私はこのゲームで観れるだけのエンディングを見届けましたが、このゲームはすべてのエンディングを見てこそのゲームだと理解しました。
そして、このゲームの特徴であるダークなグラフィックは登場人物の仄暗い感情を鮮明に映していて、それに気づいた時に胸が熱くなります。
私の愛する乱暴で、凶悪で、不気味、そして悪趣味な作品が、自己の表現方法であると明確に言葉にされて私はハッとしました。それらはあまり好まれないと理解し隠れてそれに勤しんでいたけれど、必ずしもそうである必要はないのだとこの作品では書かれているのだと思います。
もちろん、ここまで書いたことの中で私の解釈違いは多々あると思いますが、achamoth氏の手がける音楽・絵画・ゲームに触れての印象は先の通りです。本当に、本当に素晴らしい作品だと思います。
さて、以上が『steel howling』の紹介ですが、若者文化をテーマにした作品はこれ一つではありません(Achamoth氏の生み出す作品は全体を通しての大テーマがユースカルチャーなので当然といえば当然なのですが)。『PUB』『Alteradio―オルタラジオ―』等、現在公開されているものはすべてやってきているのでまた近いうちにご紹介したいと思います。
これより下部に詳細を書いておきますので、ぜひともプレイしていただきたく思います。
作者様とそのご協力者様達に敬意を表して。
『steel howling』 achamoth氏
作者様のHP:https://achamothblog.wordpress.com/










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